【 shizennection meets 日本画 】

【光と影が織りなす、青の奇跡】
先日訪れた中目黒の郷さくら美術館にて、身震いするほどの鮮烈な瞬間に立ち会うことができました。 日本画家・木下めいこ先生による「サイアノタイプ(日光写真)による彩色技法」のデモンストレーションです。 5月の太陽が起こした、まばゆいブルーの魔法 木下先生が用意されたのは、ドクダミやあじさい、シダといった、身近に息づく植物たち。 それらを画面に配置し、優しく降り注ぐ5月の太陽の光に晒した瞬間——。 光を浴びた部分が、息をのむほどまばゆく深い「ブルー」へと鮮やかに変色していきました。 植物のシルエットが光の記憶として定着し、命の輪郭が浮かび上がるその圧倒的な美しさに、会場を埋め尽くしたオーディエンスからはため息が漏れ、誰もが驚愕のまなざしでその瞬間を見つめていました。 本来であれば、作家にとって “秘策” であり命とも言える大切な技法。 それを惜しみなく、そして本当に楽しそうに目の前で披露してくださった木下先生の器の大きさと、芸術に対する純粋な情熱に、深い敬意と感動を抱かずにはいられませんでした。 2026年の最新作《空創〜さくらさくら〜》に宿る、青のマジック 美術館に展示されている大型作品、木下めいこ《空創〜さくらさくら 〜》2026年は、まさにその「青のマジック」が壮大なスケールで結晶化したような大作です。 吸い込まれそうな深い青の世界の中に描かれる、花、雲、そして月。 伝統的な日本画の精神を受け継ぎながら、光という自然の力を借りて描き出されたその自然描写は、静謐でありながらダイナミックで、まるで宇宙そのものが呼吸しているかのよう。 光によって命を写し取る。 それはまさに、私たちがSHIZENNECTIONで追い求め続けている「いのちの共鳴」そのものの姿でした。 素晴らしい技術と、知的好奇心を刺激する美しい時間を届けてくださった木下先生、そしてこの感動的な場を共有させてくださった郷さくら美術館様に、心からの感謝を込めて。

🔵作家様情報 木下めいこ 様( @meikokinoshita ) 展示作品:木下めいこ《空創〜さくらさくら 〜》2026年 プロフィール: 1977   東京都生まれ 2000   多摩美術大学日本画専攻卒業 2002   同大学院日本画修了 2015-16 多摩美術大学日本画非常勤講師 2016-   多摩美術大学芸術学科非常勤講師 美術家連盟会員 活動紹介: 個展を中心に無所属で活動。学生時代に感動した京都の杉戸絵に影響を受け、主に杉板に絹を貼った技法で大作の日本画を制作している。 鳩居堂、伊東屋、Loftなどで販売しているカードの原画制作。 鎌倉観光協会第38回納涼うちわ原画制作。 多摩美術大学研究紀要 第31 2016年 論文制作ノート「偶然のような必然」掲載 ​
🔵お写真は、デモンストレーションの感動的な様子と、会場を魅了していた作品です。 #SHIZENNECTION #シゼネクション #木下めいこ #日本画 #現代日本画

【 shizennection meets 日本画 】

『獅子の子、手毬』(絹本)
『翔』(紙本)


大丸ギャラリーでの衝撃的な出会い。 歴史を紡ぐ「確かな技法」と、現代を射抜く「圧倒的な表現力」が融合した、至高の日本画に出会いました。
東京藝術大学で文化財保存学の博士号を取得され、現在は特任助教も務められる谷津有紀先生( @yatsuyuki_works 古典模写や修復技術で培った精緻な技法、そしてニューヨークADC賞で「シルバーキューブ」を受賞されるほどの世界的感性が、その画面には息づいています。
特に、私たちの心を捉えて離さなかったのが、絹本に描かれた「獅子」の姿。 • 『獅子の子、手毬』(絹本) • 『虎の子、雲』(絹本) • 『翔』(紙本) • 『獅子の子、阿吽』(紙本) 絹や紙という伝統的な素材の上で、静かに、しかし圧倒的な威厳をもって宿る命。
その凛とした筆致、伝統と現代を繋ぐ美しい線の重なりは、見る者の魂を揺さぶるようなエネルギーに満ちていました。 このご縁、展開を楽しみにお待ちください。

◆ 作家プロフィール:
谷津有紀 / YUKI YATSU 東京藝術大学大学院文化財保存学専攻 博士後期課程修了。
古典模写と修復技術を深く研究し、保存修復の科学的視点と伝統技法を融合させた独自の画風を展開。日本美術院(院展)入選多数、平山郁夫文化芸術賞、安宅賞、NY ADC Silver Cubeなど受賞歴多数。作品は東京藝術大学や郷さくら美術館などに収蔵されている。 #shizennection #日本画 #谷津有紀 #大丸ギャラリー #院展 東京藝術大学

建長寺4.8ARTプロジェクトVol5

アートと伝統文化作家が 建長寺の自然と文化に包まれ釈尊誕生の日とされる
四月八日につながる

本日、建長寺 龍王殿にて 日本画家・坂本藍子さん( @aiko_sakamoto_art )の設営が完了いたしました。

龍王殿の静謐な空気の中に現れたのは、 息を呑むほどに美しい「坂本藍子・青の世界」。

大型の屏風に描かれたのは、 凛とした馬、柔らかな犬、そして優雅に舞う蝶。 青と白を基調とした繊細な色彩が、 鎌倉の光を受けて刻一刻と表情を変えていきます。

自然描写の奥深さと、命の息吹を感じる作品群。 お釈迦様の誕生を祝う「花まつり」のこの時期、 お寺の空間とアートが溶け合う特別な時間をお楽しみください。

皆様のご来場を心よりお待ちしております。


■展示詳細
第5回 建長寺4.8ARTプロジェクト
作家: 坂本 藍子
日程: 2026年4月7日(火) 〜 4月9日(木)
場所: 建長寺 龍王殿(大方丈)

#建長寺 #48ARTプロジェクト #坂本藍子 #日本画 #龍王殿 #鎌倉 #アートプロジェクト #花まつり #青の世界 #屏風 #SHIZENNECTION #鎌倉散歩 #kamakura #kenchoji #JapaneseArt



2026年 春の御室藝術祭 能登復興支援展 4.8御室仁和寺藝術プロジェクト

特別な場所で刻まれた、特別な時間。日本画のお二人による饗宴。

51世門跡 瀬川様と髙橋さん

仁和寺にて、門跡様との対談を終えられた坂本藍子さん( @sakamoto_aiko_art )と髙橋さん( @takahashi_art )。

深い青で自然の根源を表現する坂本さんと、日本の豊かな自然美を細やかに描き出す髙橋さん。 異なる表現でありながら、共に「日本の自然と命」に深く向き合うお二人が、門跡様との対話を通じて、さらに素晴らしいインスピレーションを共有されました。

この仁和寺で生まれた熱い想いは、ここで終わりではありません。

今年の12月。 舞台を東京に移し「東京巡回展」にて、お二人は再び顔を合わせます。 京都の春に芽吹いた想いが、冬の東京でどのように結実するのか。再会を約束するお二人の姿に、私たちも胸が高鳴ります。

現在、黒書院にてお二人の素晴らしい作品が展示中です。 今この瞬間にしか味わえない仁和寺でのアート体験を、どうぞお見逃しなく!

2026年 春の御室藝術祭 能登復興支援展 4.8御室仁和寺藝術プロジェクト

第6回御室藝術祭 能登復興支援展 

第一期 能登の作家の皆さま

坂川ひかりさん九谷焼

松尾明香さん

松尾明香さん

 【テーマ】自覚:自然の理に還り、千年を継ぐ精神の礎一、 連続する災害の中で見つめ直す「自然」と「文化の復興」2024年1月、能登半島地震が発生し、さらに4月には親日の国、台湾でも大きな震災が起こりました。東日本大震災から15年、阪神・淡路大震災から31年が経過した今もなお、私たちは震災の脅威と、被災地の翻弄され続ける現状に直面しています。私たちは、失われたものを物質的に再建する「復興」だけでなく、その喪失を通じて、生命の根源と、仁和寺が千年を通じて伝えてきた「信仰のあり方」そのものを問い直す機会を得ました。本藝術祭の支援展では、この連続する災害を背景に、「自然」をテーマとして掲げます。能登の作家様5名、および自然描写を専門とする日本画家2名による作品をもって、震災から、地域と人々の心へ静かに寄り添うことを意図しています。

二、 真言密教の真髄に由来する「自覚」この「自然」というテーマは、真言密教の真髄である「宇宙(大日如来)」の思想に由来します。「宇宙」とは、存在するすべてのもの、行きとし生けるものすべてに価値があり、その瞬間瞬間にはどれ一つ欠けてもいけないという、深遠な生命の理を教えてくれます。自然界の草木、蝶、鳥、そして私たち人間も含め、すべての存在が等しく尊いのです。現代社会が利便性と物質的豊かさの追求により、ともすれば内面との繋がりや、目に見えない価値を見失いがちな中で、本藝術祭は、この根源的な問いに対する仁和寺からの応答であり、「自覚」をテーマに掲げます。

三、 聖地における「自然」の表現と調和今回の展覧会は、この深遠な「自然」を藝術で表現し、桜など自然美が華やぐ仁和寺の境内という心豊かな設えの中で、悟りや安らぎをいただくことを目指します。藝術に一生を捧げている作家の皆様が、花や自然をテーマに縁を結び、その作品と重要文化財である黒書院の空間との調和を目指します。御室藝術祭 2026は、この「自覚」を起点として、歴史に育まれた信仰と現代の創造性が響き合う、世界に向けた意義深い「文化の復興」の宣言となります。春の華やぎの中、壮大な歴史を纏ったこの空間で、花を、自然を、そして私たち自身のこころを感じて考えていただきたいと願っています。

①3/20(金)〜4/3(金) 黒書院①坂本漆器工房  黒書院②加賀象嵌:長谷川真希              加賀本藍染:石田貴博 黒書院③和紙:松尾明香      九谷焼:坂川ひかり

②4/4(土)〜4/26(日)  黒書院①門跡様:御詠歌 黒書院②日本画:髙橋浩規� 黒書院③日本画:坂本藍子#仁和寺 #能登半島地震#輪島塗#九谷焼#日本画

軽井沢SHIZENNECTION VOL5 作品成果

KAIR 2026 Artist Report: キム・ガウン(Kim Gaeun)

軽井沢アーティスト・イン・レジデンス2026、滞在最終日。 韓国出身のアーティスト、キム・ガウンさんによる、心温まる成果プレゼンテーションの様子をお届けします。

❄️ 想像と現実が溶け合う「冬の森」

都心で活動するガウンさんが、軽井沢の冬の森と向き合って描き出した一作目。 タイトルは『雪を眺めるクマと椿ー冬の森を想う』。

面白いことに、制作中にはまだ雪が降っておらず、彼女は「せめて想像の中だけでも」と軽井沢の雪景色を描き進めていました。ところが、作品が完成した翌週、軽井沢に本物の雪が降ったのです。 「自分の目で確かめた雪の森は、すでに絵の中に溶け込んでいました」 ガウンさんの瑞々しい感性が、軽井沢の自然と深く共鳴した瞬間でした。

🌱 春を待つ、愛おしい世界への感謝

二作目は、滞在から2週間、冬の森が春の日差しを吸い込み始めた頃に生まれました。 「愛さずにいられないほど美しい世界への感謝」を込めたというその作品には、厳しい冬の先にある、生命の輝きへの喜びが溢れています。

🐻 旅はこれからも続く

「ここ軽井沢でできた新しいご縁を心に入れて、クマとウサギの旅を続けたい」 そう語ってくれたガウンさん。 彼女がこの地で感じた静謐な冬と、春への予感は、これからも彼女の物語の中で生き続けていくことでしょう。

ガウンさん、素晴らしい作品と物語をありがとうございました! またいつか、緑豊かな軽井沢でもお会いできるのを楽しみにしています。

Kim Gaeun / キム・ガウン 画家、絵本作家、ジュエリーデザイナー。 自然と共生する物語を、温かな色彩とキャラクターで表現。

#KAIR2026 #軽井沢アーティストインレジデンス #キムガウン #KimGaeun #現代アート #アーティストインレジデンス #軽井沢の冬 #制作レポート #冬の森 #現代美術

軽井沢SHIZENNECTION VOL5 作品成果

KAIR 2026 Artist Report: 柯 毓珊(カ・ユシャン / Ke YuShan)

軽井沢アーティスト・イン・レジデンス2026。 3週間の滞在を終えたアーティスト、柯 毓珊(カ・ユシャン)さんによる、深い思索と色彩に満ちた制作レポートをお届けします。

🚪 無機質と有機質のあいだを旅する

柯さんの作品テーマは「無機質と有機質の融合と分解」。 今回の滞在では、ホテルの部屋の「ドアフレーム」や「鍵穴」をモチーフに、その境界に軽井沢で体感した日々の断片を、日記のように一日一枚描き込みました。

❄️ 五感で刻んだ「ありふれた特別なもの」

柯さんの目と肌が捉えた軽井沢は、驚くほど細やかで、生命力に満ちていました。

  • 自分が吐き出した白い息と凍てついた空気
  • 夜空に輝く冬の大三角とオリオン座
  • 雪の表面に鮮明に残る飼い犬の足跡
  • 森の土にぼんやりと残る蹄の跡
  • 全ての音が吸収された雪の日の静寂
  • 軽井沢の硬水で淹れた珈琲の香り……

「一つひとつが、ありふれた特別なものとして、私の中に刻まれています」 そう語る柯さんにとって、この3週間は単なる制作期間ではなく、自分自身とゆっくり会話をする、人生においても貴重な体験となりました。

✨ 表現の種は、次の作品へ

「今回の体験が、私の他の作品にどのような影響を与えるのか、私自身が楽しみにしています」

軽井沢の風景、空気、そして匂い。 それらが柯さんのフィルターを通して、これからどんな新しい表現へと変化していくのか。私たちもその旅の続きを、とても楽しみにしています。

柯 毓珊さん、素晴らしい3週間をありがとうございました!

柯 毓珊(Ke YuShan) アーティスト。東京藝術大学大学院美術研究科博士課程修了。 都会的な造形物と自然の有機的な繋がりをテーマに、多様な素材を用いて表現。

#KAIR2026 #軽井沢アーティストインレジデンス #柯毓珊 #KeYuShan #現代アート #アーティストインレジデンス #軽井沢の冬 #制作レポート #冬の森 #アートのある暮らし #ContemporaryArt #Karuizawa

建長寺4.8ARTプロジェクトVol4

アートと伝統文化作家が
建長寺の自然と文化に包まれ

釈尊誕生の日とされる
四月八日につながる

令和7年4月8日(火)〜10日(木)

「建長寺4.8ARTプロジェクトVol4」を彩ったのは、日本画家・泉東臣さん( @higashitomi_izumi )の世界でした。

龍王殿の荘厳な空間に現れた、鮮烈な「青と赤のコントラスト」。 伝統的な日本画の技法を用いながらも、現代的な感性で描かれた自然描写は、見る者の魂を揺さぶるような圧倒的なエネルギーに満ち溢れていました。

静寂の中に灯る情熱的な色彩。 季節の移ろいや命の躍動を、あの空間で五感を通して感じた時間は、私たちにとって今も大切な宝物です。

泉さんの「動」の美学から、今年の坂本藍子さんの「静」の美学へ。 建長寺という歴史ある舞台で、アートのバトンがこうして繋がっていくことに、深い感謝を込めて。

#建長寺 #48ARTプロジェクト #泉東臣 #日本画 #龍王殿 #鎌倉 #アートプロジェクト #自然描写 #青と赤 #生命の輝き #SHIZENNECTION #Archive #Kamakura #JapaneseArt #HigashitomiIzumi



泉東臣 @haruomi_izumi
1979  千葉県生まれ
2003  東京藝術大学美術学部日本画専攻 卒業
2005  同大学院美術研究科修士課程デザイン科描画装飾研究室 修了
2010  東京藝術大学非常勤講師(~’12)
現在    日本美術家連盟会員
【主な個展】
2009  個展(ちばぎんアートギャラリー、東京)
2010  個展(仙台三越、宮城)
2011  個展(京葉銀行本店、千葉)(’14)
2013  個展(靖山画廊、東京)
2014  個展(ちばぎんひまわりギャラリー、東京)
2016  個展(日本橋三越本店、東京)
2019  「泉東臣 日本画展-感覚の洗練-」(日本橋三越、東京)
2020  「Haruomi Izumi: Blue Hour」(SEIZAN Gallery, New York)
2021  「泉東臣 日本画展」(新潟伊勢丹、新潟)
2022  「泉東臣 日本画展」(日本橋三越、東京)
2023  「泉東臣 日本画展」(池袋東武、船橋東武)

#建長寺
#泉東臣
#日本画


軽井沢SHIZENNECTION VOL4 作品成果

2025年2月9日〜3月1日

■主催:軽井沢KAIR実行委員会
■協力:アートホテルDOGLEG軽井沢
■参加アーティスト:伊山桂 /  林 銘君
■企画プロデュース:SHIZENNECTION

アートホテルドッグレッグからパーキングをのぞむ
館内にはドッグアートが

林 銘君さんの作品

林 銘君さんアーティストコメント

カラン
では、黒い球体をカタツムリの殻として表現し、それを個の移動の軌跡や生存の経験と結びつけている。移動とは空間の変化であり、それに伴い帰属意識が再構築される。人は流動の中で適応や同一性を模索し、殻はその心理的プロセスの可視化された形として現れる。本作には、軽井沢の自然要素(葉や松ぼっくりなど)を取り入れ、身体・自然・空間の相互作用について考察している。
中国から東京、そして軽井沢へと移る中で、異なる環境は私の身体感覚に影響を与えた。東京では、都市の密度や生活のリズム、そしてプライベート空間の境界が、私の感覚を部屋の中に閉じ込め、窓の外の都市を遠く抽象的なものにしてしまう。一方、軽井沢での短期間の滞在は、私に人と自然の関係について改めて考えさせた。ここでは、自然はもはや単なる風景ではなく、身体感覚の一部となる。木々や光、風の音が交差し、内と外の境界が曖味になっていく。
この経験は単なる地理的移動に留まらず、感情、アイデンティティの認識、文化的適応、さらには権力構造との関係性にも関わってくる。個人は移動を通じて、空間や社会、文化の流れを経験し、身体はその記憶を蓄積すると同時に、自己を変容させる媒介にもなる。
本作を通じて、私はこの流動性を視覚言語として表現し、移動が個人の知覚や帰属意識、そして自己認識をいかに形作るのかを探求している。

伊山桂さんの作品

アーティストコメント
軽井沢にきて部屋で過ごすなかで設備のテーブルに惹かれました。テーブルを見て過ごすなかで、テーブルクロスを作ってかけようと思い制作をはじめました。ちょうど普段の制作時にでる半端な紙を持ち歩いていたのでそれを繋げて作りました。
繋げていると、だんだんと領地というか、敷地のような印象を作品から感じました。それから、宿泊地の周りを散歩しているときに感じた、それぞれの敷地の雰囲気の差を思い出しました。
どこにでも領地というのはありますが、軽井沢は別荘地というのもあり余計にその敷地に対する所有感を強く感じたことが印象的で、自分が面白く感じていたことをそのとき知りました。

紙同士を縫い終わり、一枚の大きなテーブルクロスが出来てから、少しずつそこに絵を描きはじめました。雲や植物、山の上にはえていた松のモチーフが、敷地を感じる縫い目を跨いだり、収まっているところにまた刺激を受けながら制作しました。
この作品はテーブルクロスとして使用しながら今後も少しずつ制作していけたらと思います。

2025年 春の御室藝術祭 台湾+能登復興支援展 4.8御室仁和寺藝術プロジェクト

坂本漆器店

坂本漆器店プロフィール:
明治中頃に輪島にて創業。漆の販売業から漆器造りに精進し当代に受け継ぎます。現在では輪島塗のアクセサリーなどの小物からインテリアに至るまで総合的に制作しております。伝統を重視しながら現代生活に合う新商品開発を積極的に行なっております。

許 尚廉|HSU Shang-Lien

台湾澎湖生まれ                                  
2007  神戸芸術工科大学修士課程修了      
2010  川島テキスタイルスクール短期研修     
2015 東京藝術大学博士
受賞
2007  毎日.DAS学生デザイン賞 最優秀賞       
2008  台湾工芸競賽 新光三越特別賞        
2012  日本クラフト展 入選                     
2013  日本クラフト展 入選

柯 毓珊|KE Yu Shan

台湾高雄生まれ 東京在住
2009  国立台北藝術大学美術學科卒業
2013 国立台北藝術大学大学院美術研究科修士課程卒業 
2017  東京藝術大学大学院美術研究科博士課程 修了
2015 「ずれた 東京藝術大学版画第二研究室」展 
2014 「日本・台湾現代美術の現在と未来 ローカリティとグローバルの振幅」
2013 「未来一隅」柯毓珊卒業個展                                          
2012 中華民国第15回国際版画ビエンナーレ
2011 2011 スペイン版画博覽會                              
2010 2010 年全国版画展

林佩虹(リン ペイ ホン)

台湾高雄生まれ 東京在住
2009  国立台北藝術大学美術學科卒業
2013 国立台北藝術大学大学院美術研究科修士課程卒業 
2017  東京藝術大学大学院美術研究科博士課程 修了
2015 「ずれた 東京藝術大学版画第二研究室」展 
2014 「日本・台湾現代美術の現在と未来 ローカリティとグローバルの振幅」
2013 「未来一隅」柯毓珊卒業個展                                          
2012 中華民国第15回国際版画ビエンナーレ
2011 2011 スペイン版画博覽會                              
2010 2010 年全国版画展

Kuo I Hsuan郭宜瑄コウイシュン

Kuo I Hsuan郭宜瑄コウイシュン(金工・七宝)
1987 台湾 台南生まれ
2013 台湾 台南芸術大学金工専攻修士課程 修了
2019京都有限会社清課堂 技術研修
2023 金沢卯辰山工芸工房 金工工房修了
受賞歴
2023 第56回 日本七宝作家協会展 内閣総理大臣賞
2022 第26回金沢城 兼六園大茶会 工芸作品公募展 奨励賞
2022 第55回 日本七宝作家協会国際展 東京都知事賞
2022 第62回石川の伝統工芸展 新人賞
2013 リトアニアGallery Meno nisa七宝焼公募展 入選
など
展示歴
2024 [第57回日本七宝作家協会国際展] 東京美術館
2021[第10回そば猪口アート公募展] 安曇野髙橋節郎記念美術館
2017 台湾美韓当代七宝焼創作展覧会
2013「似是·而非」金工創作個展 台湾台南
など

李怡萱Lee.Yi.Hsuan

李怡萱 リー・イーシュアン /Lee,Yi-Hsuan 1990 台湾の新北市生まれ
私立復興商工/美術科/絵画グループ/卒業
台南理工大学/学士
国立台中教育大学美術学部/修士
個展
2022 Twilight Moonlight Night、MUZI ART、蔦屋書店、台北、台湾。
2021 居所、台北国際アートフェア、Made In Taiwan-新人推薦ゾーン、阿波羅画廊、台北、台湾。
2021 カーテンライトのプランター、アポロギャラリー、台北、台湾。
グループ展
2023 3X 特別展、アポロ ギャラリー、台北市芸術促進局、台北、台湾
2023 台中アートフェア、アポロ ギャラリー、リン ホテル、台北、台湾
受賞
2024 宜蘭賞/入選
2021 Made In Taiwan新人推薦ゾーン/選出
2021 台湾バンクアートシーズン/厳選
収集履歴書
2021 コレクターズギフト/華油聯グループ/コレクション
2021/浮雲と落葉/アートバンク/コレクション
2021/星を越えて/台湾銀行/コレクション
2020/ 優しくて強い力/アートバンク/コレクション
2020/Yeye Mu Sheng/アートバンク/コレクション
2019/帰国後/アートバンク/コレクション
2018/序曲/台中銀行/コレクション
2017/Sound in the Breeze/Bo Yi Gallery/コレクション
2017/窓のそば/アートバンク/コレクション
2016年/窓辺の山/アロフト台北北投/コレクション
2016/観察日記/アロフト台北北投/コレクション

2025年 春の御室藝術祭 台湾+能登復興支援展 4.8御室仁和寺藝術プロジェクト  

テーマは「自然」 台湾に心を寄せる皆さまへ​ ”伝統文化”の世界から、震災をみつめてみませんか?​ 2024年4月、親日の国、台湾で震災がおこりました。 コロナをこえ、日本では1月に能登半島の地震がありました。​
次のステージへ変革していこうとしていた矢先、震災被災地も翻弄され続けています。​ 震災では、本当に広い地域が津波や地震、などで被災しました。​ 台湾では、日本と同様に貴重な伝統文化が伝わっています。​
そしてご存知の通り、伝統文化は次々と復活を果たしています。​
この支援展は、台湾出身の作家様4名および能登の作家様で構成しており、震災に、地域に心を寄せて展示会をおこしました。​ ​

「自然」は 真言密教の真髄「宇宙」に由来​ 「宇宙」という考え方は、存在するもの、行きとし生けるものすべてに価値があり、意味や理由があってそこに存在している、としています。自然界における草も木も蝶も鳥も人間も、どんなものにも価値があって、その瞬間瞬間にはどれが欠けてもいけない、ということを教えてくれます。​ 今回の展覧会のテーマは、この自然を藝術で表現して、桜など自然美で華やいでいる仁和寺境内で、悟りをいただくという、心豊かな設えです。展示作品と重要文化財に指定されている黒書院の空間との調和を目指します。藝術に一生を捧げている作家の皆さんが花や自然をテーマに縁を結びます。春の華やいでいる仁和寺の壮大な歴史を纏った空間で、花を、自然を、こころを感じて考えていただきたいです。​

①3/22(土)〜4/6(日)​
☆黒書院①坂本漆器様 ​ ​
☆黒書院②許 尚廉|HSU Shang-Lien(テキスタイル)​  
☆院③柯 毓珊|KE Yu Shan (版画)

②4/7(月)〜20(日) ​
☆黒書院①門跡様:御詠歌​
☆黒書院②林佩虹(リン ペイ ホン) (陶芸)​  
黒書院③李怡萱L.Y.H(絵画) + Kuo I Hsuan郭宜瑄コウイシュン(金工/七宝)